****** 「ゆうみ!」 放課後、かな子がカバンをあたしに届けてくれた。 「もう、平気なの?」 「うん!さっき少し食べたしね。ありがとう!」 「そう、ならよかった…」 ほっと安心したように、かな子は笑顔になる。 何だかんだ毒舌だけど、優しいんだよね… 「それで?どうだったの?」 「ん?どうだった…とは?」 かな子が意味深にニヤニヤしている。