共食い。

｢んー、話を聞く限り公太は叶と私は秋奈と隣同士になるのは決定でいいかな。｣








｢勿論！｣








こんな感じで私の前に叶、秋奈の前に公太が座るのは決定した。あとは、光と伸なんだけど…。








｢ねえ、伸。黙ってないで話せよ。光もさー、本ばっかり読んでないで少し話し合いに加われ。｣









公太がしびれを切らせたように二人に言うものだから伸は怯えていた体がついには下を向いてしまい机に伏せてしまった。









──────────ああ、もうこれだめだよ。








私はそう思って伸の反対方向にいる光のほうを見た。








丁度光もこっちを見ていたのか微かに目が合い、光もそう思ったのか私のほうを見て不機嫌そうな顔をした。