共食い。

「じゃあ、えっと班はこんな感じで。」







先生が黒板に書かれていた番号の振ってある席を黄色いチョークで6人ずつ分け始めた。







「あー、うちら3班だねー。」







後方で座っている秋奈からそんな声が聞こえて私はそっと叶のほうを見た。








「うわー、班違ったなー。せっかく隣同士なのになー。」







「だなー。でも隣同士だけマシだぞ。ホラ。」








叶はそう言って伸のほうを指差した。