今日は車で移動だ。 車に乗り込んで、作戦をたてる。 廉「あそこの組員は1000人ほどだ。今日は俺ら3人で行くからな。怪我するなよ」 こんなときでも廉兄の声色は優しい。 烈「あぁ、どうするの?正面突破?」 廉「勿論」 『はーい』 3人で顔を見合わせてニヤッと笑う。 たった3人で1000人と闘うのに不安なんてない。 この2人となら…そう思うから。 兄弟とはそう言うもんなんだ、あたしたちにとっては。 あたしの両側に座る廉兄と烈は真っ黒のスーツを着ていて格好いい。