彼は私を狂愛した。



____ヒヤッ




慧兒の背中は驚くくらい冷たかった。



まるで氷のような。


だけど...


安心できた。




なんで安心できたのかは自分でもわからない。




ただ、私は慧兒の背中を見つめていた。