慧兒が定員さんに文字を入れてくださいと頼むとおよそ30分くらいで出来上がった。 「魅音!出来た!出来たー!」 「け、慧兒!みんな見てるって…!」 私たちは馬鹿みたいに笑った。 こんな風に笑ったのはいつぶりだろう。 なんだか懐かしいな…。 私は自然に笑顔になった。 こんな日々が続けばいいのに。 強くそう願った。