返事をし向かった先は有名なアクセサリーショップだった。 店内に入ろうとすると慧兒の足がピタッと止まった。 あれ…? 「慧兒?」 「俺、これからもっと魅音のこと大事にして行くから!」 慧兒は大きな声でそう私に告げ抱き寄せた。 「け、慧兒っ!みんな見てるよ!」 私たちの周りには大勢のお客さんがいた。 だけど慧兒はそんなことを気にせず私を強く抱きしめる。