「他の男のこと考えてたの?」 「ち、違っ!違うよ慧兒…」 慧兒の表情が曇る。 「…そっか、魅音疲れてるんだね」 ……え? 慧兒? 「…そんなこと」 「無理すんなよ。今日はゆっくりしよっか。そうだ明日せっかくの休みだし買い物でも行く?」 慧兒はニコッと笑った。 え…買い物って… もしかして私、外に出れるの…?