「うそだ」 力なく呟いて、応えるはずないとわかっていながら何度も名前を呼んだ。 何度も何度も、何度も。 呼ぶたびに鼻の奥がつんとして、視界はぐにゃりと歪んだ。 返事をくれないきみはまるで眠っているみたいだ。 ぼくをからかってるんだろう? ねぇ、返事をしてよ。 ねぇ…ねぇ…お願いだよ。