ふわふわの毛に触れると温かな感触の変わりに、硬直したなんの体温もないものに触れた。 嘘だ。 だって昨日まできみはその丸い瞳でぼくを見つめていたじゃないか。 名前を呼べば愛くるしい声で鳴き、眠っているところを邪魔すれば鋭い爪でぼくを追い払ったじゃないか。 それなのに。 きみはもういないんだね。