きみとぼくと、世界と【短編】



なるほど、と納得すると髪を撫でられた。


彼女がよくする行為。


いつもは照れくさくて手を振り払うけど今日はなんだか心地よかった。



「貰ったほうは誰かに同じものをあげて、それはまた繰り返されていくの」

「…できるかな?」

「できるよ」



はっきりとした口調でそう言い目を細める彼女。



「貰ったひとは優しくなれるから。自然とできるの」

「ねぇ、貰ったものって何だと思う?」

「ん?何だと思ってる?」