体が動かない。 離れたくない。 _____俺待ってるから。 陸の言葉が頭を巡る。 「先生、離して」 静かに言うと 先生がごめんって、 ちゃんと言わなくちゃ。 「先生、あのね 私、彼氏できたんだよ」 明るく言うことしかできない。 先生の 顔が曇る。 「...そうなんだ」 「だから、もう来ないで」 最後の方は言葉にならなくて わかった って短く返し歩き出す先生を見つめることで精一杯だった。 これでいいんだ。