無自覚小悪魔にモテ期到来!?

心配性の亮は、
いつも、私の家まで送ってくれる。

家の前まで来ると、
私は亮を振り返って手を振った。






「じゃあ、また明日ね」




いつもは、そこで終わるのに……

今日は違った。





「あ、あの、美玲……っ」

「え?」



私が亮に向き直ると、
亮は真剣な目になって、私を見つめた。


「……っ、ちょっと待って」