君はその瞳で嘘をつく


「別にいいですけど!」

ふんってほっぺた膨らまして少し怒った感じをみせる。
だけど鷹野先生は全然気にしない。



「田井さん」

「…」

「次、授業あるので行きますね」


そう言って私の返事も聞かずに言っちゃう。ずり落ちそうな眼鏡を直して、真っ白い白衣をなびかせながら行ってしまった。



「…鷹野先生のばか」