「…うん、 ダメダメだな。」 陸は察していたかのように笑いながら ダメ出しをした。 「え!うまく出来たはずなのに!」 「これでか!?」 びっくりして洗濯物を指差した。 「でも正しいやり方は分かんない。」 だって教えてもらったことがなかったから。 不器用な私にはどうしようもなかったから。 シュンとした表情をする私に陸は口を開いた。 「じゃ、俺が仕込んでやる!」 そう、笑顔を溢して私の顔を見た。