混んでいるだけあって中々料理は来なかったけれど、その間に色んなことを話せた。
私の学校のこと。
修ちゃんのバイトのこと。
葉子さんのことも。
「修ちゃんとイブ過ごすの小学生のときと中2のとき以来だね」
「小五のときが一番悲惨なイブだった」
「シャンパン事件?
あはは、覚えてるよ〜! シャンパンの蓋が修ちゃんの額に飛んでったんだよね」
今じゃ思い出すたび笑いが起きるくらい我が家と修ちゃん家の鉄板話だけど、当時は笑えなかったなあ。
修ちゃんの額が凹んだんじゃないかって心配してわんわん泣いて。
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