【完】泣き顔スマイル





「!」



ーバタンー

突然過ぎる状況に追いつけず、反射的に手がドアを閉める。


「な、な、んでいるのっ」


放つ声は動揺のしすぎで上ずっていた。


「話したいことがある」

「私はないよもう!」


目の前に修ちゃんがいる。

この扉一枚挟んだ先に。


想像しただけで、頭がパンクしそう。