「で、では、お、お手元の、コ、コップをお取り、くくく、くだひゃい」 噛んだ。 しかも、会社の宴会か何かと勘違いしてはいないだろうか。 聞きなれない言葉に、ハナもマサハルさんの汗ばんだ顔を不思議そうに見ている。 僕はそんなマサハルさんを見ながら、ため息をつき、こう言った。 「マサハルさん、とりあえず、飲み物注いでからにしない?」 「うおっ!」