「綾部…行かないのか? 俺は綾部の家を知らないから綾部に道案内をしてもらわないと送れないんだが…。」 「えっ!」 どうしようかと悩んでいた私に先輩は予想外の言葉を発した。 もしかして…いや、もしかしなくても送ってくれるのかな? 「あの…送ってくれるんですか?」 「ああ。そのつもりだが…駄目か?」 「い、いえ‼︎そんなことないです。 むしろ嬉しいです。」 顔が赤くなるのを抑えて必死に笑顔を作る。 「そうか…。なら、行くぞ。」 そう言って私と先輩は歩き出した。