杏side

「ただいまぁー。」

にぃにと公園で遊んで帰ってきた私たちの目の前には、大好物のハンバーグという名のご飯が....!

「うっひょー!ハンバーグ!!」

ハンバーグに目を光らせていたら

「わかったから手を洗ってきなさい!」

お母さんに手を洗うよう促されてしまった....

「はぁーい」

私はにぃにと手を洗いに行き、食卓についた。

「いただきまーす!!」

私とにぃにはハンバーグが大好物。
だから、我先にとハンバーグに手をつける。
一人一人にちゃんと盛り付けてるから誰も取りようがないんだけど....

でもにぃには自分のが食べ終わったら私のハンバーグに目を光らせてくる。

自分のハンバーグだけでも死守せねば!

「私のハンバーグはあげないよ...?」

取られないように前もって忠告。

「ちえっ!けちんぼ!」

ケチでケッコーですううううう!

「ふんっっだ!」

にぃにのバーカ!
あげないよーっだ!

「こらこら喧嘩しないのー」

お母さんが制裁に入る。

にぃにとの喧嘩はほとんど我がお母様が制裁に入るのです。

「「してないし!!」」

にぃにとはもる。

「あらあら。息ぴったりね。」

にぃにのお母さんまで参加....

この喧嘩先が見えないぞ....