【完】30センチの恋






「あのさ、」




「わかってる!!」




「・・・・・・は?」




「瀬戸くんに好きな人がいるのも、瀬戸くんのタイプが大人っぽい人っていうのも、誰にも言わないから!」








シン・・・と静まり返る図書室は、二人の呼吸と
私の荒げた大きな声が響く







なにを言ってんの、私は・・・