私は道路を無我夢中で走り、颯太がいるビルまで走った。




「あった…」




ここだ…昨日颯太がいた場所は。




ここで止まっちゃいけない。颯太のとこに行かなくちゃ。




エレベーターにのって最上階についた。




そして、コンコンとドアを叩くと




「はいれ」




といい、私は中に入った。




入ると颯太は驚いたように目を見開いて、こっちを見てきた。




「鈴音…?なんで、ここにい「颯太!」」




私は颯太の言葉をさえぎり、颯太を後ろから抱きしめた。




私の行動に、颯太は戸惑った感じ。




「鈴音、どうした?」




颯太は優しく私に言った。




私は、決めたの。もう颯太に甘えない。私は私の気持ちを伝える。




「私ね…離れてた時もずっと颯太のことが好きだった。いつも颯太のこと考えてた」




颯太はちょっと困ってたけど、私の話を聞いてくれてた。




「私…颯太が好きです。また、付き合ってくれますか?」




颯太は今にも泣きそうな顔してた。




でも、とびっきりの笑顔で




「当たり前だろ。俺も鈴音が好きだよ」




私の唇に温かいものが触れた。




颯太が私にキスした。




触れるようなキスだったけど、私はすごく嬉しかった。