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朝起きると、予想通り目がパンパンに腫れてた。




あーあ…と思いながら学校に向かった。




学校について教室に入って準備をしてたら、やっぱり里奈がきて、




「あんたどうしたの、その目!なにがあったの!?」




私はちょっとの間、黙ってた。




「…颯太くんのことか」




里奈はほんとに感が鋭い。




私は里奈には話さなくちゃって思ってたし、ちゃんと話すことにした。




男の人に車に乗せられて颯太のところまで行ったこと。
颯太が金持ちみたいになってたこと。
颯太に…やり直そうと言われたこと。




すべて細かく話した。




話終わり、里奈がポカーンとしてから




「鈴音…あんたよかったじゃんか。颯太くんも鈴音に会いたかったんだよ。会いたいから鈴音を自分のところまで連れてきたんじゃん。はぁ…やっぱあほだね鈴音は」




「アホなのはわかってまーす。会いたいんだったら自分から会いに来るでしょ?なんで私が颯太の所まで連れて行かれなきゃなんないの」




里奈がため息をついた。そして、めんどくさそうに話だした。




「やっぱり、気まずかったんだね。私なら連れてくると思うよ。私ならだけど」




里奈はそうでも…私は…




「気まずかった…かぁ。わかんないや。ねぇ…私って颯太と付き合った方がいいの?」




「あぁ、私はいいと思うよ。颯太くんもアホそーだけど。まぁ頑張れ」




里奈に背中を押され、授業をサボってまで颯太に会いに行った。