最後だし今日の卒業式も、盛り上げてやろう! 俺らは、3人で学校へ向かった。 『今日も、いっちょ頑張りますか↑』 幸樹が言った。 『だな↑』 俺と雅也は笑顔で言い、門を入ると、皆来ているはずなのに、いつもの騒がしさも、それどころか、声すらしてこない。 俺らは顔を見合わせて、首を傾げた。 声がするといえば、3年生の教室だけだった。 -- 教室。-----