『ありがとな。絢芽もさー、沖縄にみんなと一緒に来れて良かったな。』 そう言い、まだ火のついていない花火と交換をした。 そのあと、皆も屋根のあるところに移動してきて、遅くまでその屋根の下で語っていた。 小さい頃の話や、進路の話。 このグループ……意外と仲がいいのかもしれない。 もうすぐで皆は、それぞれ別々の進路を決めなくてはならない。 でも、俺は離れたくねぇーよ。