校長の秋川が、 『数学科の小野先生なら今、理科室にいると思いますよ。』 と、こたえてくれた。 ん!?何で数学科の小野が、理科室なんかにいるんだ? そう思いながら、 『あざーした!!』 適当な挨拶をして、職員室を後にした。 -- 理科室。--- ガラガラ。 『失礼します!!』 そう言って、そーっと入っていくと、理科室の教卓のところに、小野は座っていた。