「佐田…純くん!その…」 「暮橋!“佐田”ってのが呼びやすいなら“佐田”で全然イイからな?」 佐田くんはあたしの手を引っ張りながら夜の道を歩く。 静かな夜の道。 まるでこの世界にあたしたちしか居ないかと思わせるような静けさの中響く声。 いつもの何百倍も緊張しちゃって… 上手く話せない…