だけどね、 優しくて、可愛いくて、わたしとは真逆の彼女は純くんにピッタリだなって思ったの! わたしは髪の毛先を指先でくるくるさせながら 「髪切って元の色に染め直そうかなぁ~」 なんて言ったら練馬悠一 通称、ゆーちゃんは 「そのまんまでも十分“俺”は好きだよ!」 って“俺”を強調したあたり、ゆーちゃんは気づいてるみたい。 わたしは嬉しくて笑いながら 「今度デートしよっか!ゆーちゃん♩」 って、言って午後の講義を彼のとなりで受けたのは、今のわたしの気持ち。 【神坂クルミside END】