「なぁ、中島健哉に気をつけろよ？」
専門学校に行く支度をしていたみさきは不思議そうに俺を見て、
「へっ？どうして？」
こいつ…ほんと疎いんだから…！！
まぁ、だからほっとけないんだけどな？
「あいつ、絶対みさきに気があるから！！
本当なら俺だって四六時中一緒に居てみさきの隣にいたいのに。」
「佐田くん…。
でも！中島くんはあたしなんかを好きにはならないよ！もし、なんかあったら佐田くんはあたしを助けてくれるでしょ？」
なんて可愛いこと言ったから許すけど…
俺、心配なんだよ…
ただ、単に。
あんなかっこいい有名人と居たら誰だって惹かれるに違いないし…
