「小さいけどわたしのブレザー貸すから羽織ってなよ!まったく普通は逆でしょ?逆!! でも、風邪引いたらまずいから。 たくみ風邪引いたら長いじゃん昔っからさ! だから、ほらっ!羽織って!羽織って!」 たくみは鼻をすすりながらわたしのブレザーを手にして肩に羽織った。 「さんきゅー! だけど、俺そんな今は弱くねーし! 俺もせいちょ~したんだしっっっ! ハックショーン!!」 どーこが成長よ。 たく。 ほっとけない奴。