「暮橋さーん!」 「はいはい!今行きます!」 教室から眺めるグラウンド。 最高だった。 佐田くんを好きになってあたしの毎日はキラキラと輝いて。 隣の席に運よくなれたあたしはそこからの生活が一変した。 懐かしい。 昨日のことのようにあたしは鮮明に覚えてるよ? あなたは…佐田くんはどうですか? ──この青春。 あたしの一生の宝物。