あたしは小さなメモ用紙を取り出すと佐田くん宛にちょっとした手紙を書いてうとうとうたた寝をしていた佐田くんに渡した。 手紙に気づいた佐田くんはあたしの顔をチラッと見ると授業で静かな教室の中口パクで 『わかったよ!』 って言ってくれた。 『佐田くんへ 今日佐田くんの部活が終わったら話しがあります! 教室で待ってるので終わったら教えて下さい! 校門へ向かいます。 暮橋より』 あたしの決意を言うのはあと3時間後のこと。