君恋日記




その時かき氷2つを持った佐田くんが…


「“男”友達なんすけど?
なんすか?暮橋困ってるじゃねーかよ。」

爽やかな佐田くんが2人に向かって見たことの無い睨みを見せる。

「チッ!マジで、男いたのかよ。
男いるとかまじ萎えるわ、」

「いこーぜ。」


柄の悪い2人組は佐田くんを見てどこか人混みの中消えていった。


「大丈夫か?暮橋…震えてるけど…
怖かったよね?もっと気をつければよかった。
今度は俺も一緒に居るし、俺が守ってやるから。な?」

佐田くんはあたしを安心する言葉を言いながら
あたしの好きないちご味のかき氷をくれた。


“今度は俺も一緒に居るし、俺が守ってやるから。”


ぎゅっ。


また佐田くんへの想いが募った。