「うん!ありがとう! それにしても今日暑いね!」 「おぅ!それにしても人多すぎじゃね? ゆっくりは楽しめないな!」 「だね…夏休みも終わっちゃう…」 「課題終わった?って…今日は楽しむんだった!なぁ!暮橋!かき氷食わねー? さっき店覗いたら売ってたんだよ!」 「あっ!食べたいかも! 待って…お金…」 「“かも”って…金はいらねーよ! 俺のおごりってことでさ! んで何味がいい?」 「い…いちご!ほんとにありがとう!」 太陽に負けない笑顔を作った佐田くんは走ってかき氷を買いに向かった。