「千歳、新見さんは?」 人混みの中、伊緒が俺を見つけ出し、制服の裾を掴む。 「午後からだって。仕事あるから。」 「そっか。」 俺と伊緒の店番は昼時。 「一緒に回る?」 「……うん……」 少し頬を赤くして、コクリと頷いた。 伊緒は俺の服の裾を掴んだまま、外まで一生懸命着いてきて、可愛かった。