【短】口があるなら伝えてよ


「ごめんっ!」

わたしはとりあえず謝った。


「わたし、不安だったんだ。でもそれはカイリが好きだから。好きなのは、わたしだけなのかなって」


カイリがわたしを壁から離してそっぽを向く。
え、どうしたんすかカイリさん。



「……ちょ、見んな」


「…もしかして、照れてる?」



「…んな、好きって連呼すんな……バカ」



冗談で言ったのに、ホントに照れてるとは!
その顔が見たくて色んな角度から覗き込む。


「んっ!?」


正面から見ようとした時、不意打ちのキス。


「…仕返し」