【短】口があるなら伝えてよ


「わたしが何!?伝えてくんなきゃわかんないっ!」


わたしが叫ぶと、カイリがようやくこちらを向く。



「っ千晶が、束縛すんなって言ったんだろうが!」



近くの壁にドンっと押し付けられる。



「え」


「…まさか、覚えてないとか?」



ちょ、カイリさんため息つかないで!?
わたしそんなこと言った記憶ない……




「高3の時、1月に一緒に帰ったあの日……」


普段話さないカイリがこんなに喋ってる……じゃなくて!



わたしの回想には続きがあったらしい。