【短】口があるなら伝えてよ


「……わたしたち、別れよっか」


「……は?」



カイリとわたしの動きが止まる。


この辺り一帯だけ、時間が止まったんじゃないかってくらい、長く。



「…ち、あき…?」


心なしか、カイリの声が震えてる気がした。




「わたしもあまり言わないけど、カイリわたしに好きって言ったことないでしょ?

もう何のために付き合ってるかわかんなくなったの。

今日だって1周年記念日なのに、何も言ってくれないんだね……」



「それは……お前が」