【短】口があるなら伝えてよ


カイリ宛のラインに

『先輩も連れて帰るからよろしくー』
と一応送っておいた。


どうせ返事ないでしょうし。


「…仕方ないですね、さっさと歩いてください」


「うん、千晶ちゃんすきー」


「相当酔ってますね」



家近くの信号で立ち止まると、それを無視して走ってくる誰かが見えた。



「……え、カイリ!?」


カイリはたまたま(?)通りがかったタクシーに、先輩を乗せる。



「あんた、家どこ」


「俺?××町のぉ~」


「すいません、この人××町までお願いします」