闇の向こう側で~あなたの光を~




「慎、ビーチバレーしないの?」

慎「美海こそ」

「私は見てるだけ」



そう答えると慎は何かを思いついたようにこちらを向いた。



慎「美海、泳ごう?」

「なんで?」

慎「いいからっ」


いきなり手を引いて深い所に向かった。


「ちょっと、慎!」


慎「ん?」


その間にもどんどん深い所に向かう。


好きじゃないの!

てか、

泳ぐの苦手なのに!



「慎、待って。

私泳ぐの苦手なのよ!」


すると、慎は何を思ったのかいきなり抱きしめてきた。



慎「ほら、これで大丈夫だろ?」


「え、いや。

………!?

慎!足が着かない!」