3人の頭を撫でていると龍が真剣な声で聞いてきた。 何があったんだ。 ……と。 でも、まだ話せない。 凛のことも 両親のことも……。 私のことも……。 だから 「いつか必ず話すから……。 いつになるか分からないけど 必ず話すから…。 それまで待ってて。」 そう言うと龍は 分かった と言って納得してくれる。 なんだかんだでいい人なんだ。 みんな……。 いつか話すよ、 私のこと それまで待ってて。 早く解決してみせるわ。 お父さん、 お母さん、 そして、 凛……。 待っててね。