闇の向こう側で~あなたの光を~



でも、その光姫を私が?

冗談じゃない。

もちろん

「嫌です」


……。







なに?

みんなして無言?

私、変なこと言いました?






紫音「断る女の子っていたんだ…」

は??

慎「ビックリした……」

海「信じれない…」

優悟「ありえねぇ…」

隼人「変わったら人ですね…」

陸って男は目を見開いてる。

龍って男はフッと笑った。


そして、


龍「やっぱりこの女、最高だな。

美海、お前は光姫だ」




「…………。



ここに女の子は?

もしかして、男だけとか言いませんよね?」





………。









無言……ね。





肯定してると受け取ります……。

まぁ、だいたい予想はついていたけど。



でも、男嫌いを治すいい機会かもしれない。

それにここなら情報も入るかも知れない。

それに救ってあげたい。

闇に落ちた

目を。

心を。








「分かった。光姫になる」



紫音「やったー♪

よろしく、美海ちゃん♪」


優悟「よろしくな!お姫様!」


隼人「これからよろしくお願いしますね」


海「美海ならいいや~」


陸「美海、よろしくね?」


龍「今日から俺達の姫だ」



海と陸が勢いよく飛び付いてきた。

支えきれなくて押し倒された感じになったけど。



海「よろしくな!美海!」

陸「美海、好き~」



可愛い………。

なにこの生き物……。

スゴく癒されるんですけど……。


紫音「二人とも!美海ちゃんは!」


男嫌いだって言いたいのかしら?

だけど、全然震えてないわ。

不思議ね……
触れられて大丈夫なんて。


「大丈夫よ。震えてないから」


紫音「え?」


「そのうち、治すから。

それまで待っててね?」


紫音「うん!」



紫音も可愛いね。

海と陸も可愛いけど。