闇の向こう側で~あなたの光を~





陸「うん。……おやすみ、みんな」



二人の後に続いて私も部屋を出て海と陸の部屋まで行く。


私が行ったところで何も出来ないんだけど、それでも何かあれば…と思って。



ガチャ。



ドアを開けて中に入ると少し物が荒れてた。

たぶん、龍が居てくれても悠さんに対する恐怖で取り乱したんでしょう。


いつもソファーにきちんと置いてあるクッションが床に投げられていて、テーブルの側の床にはガラスの割れたコップもある。




海「美海……」

「ごめんね」



二人は別々のベッドに座っていた。

寝ると言って寝れるものじゃない。