部屋を出ると心配そうにこちらを見るみんな。
海と陸も部屋から出てきて目の前にいる。
「海…、陸…」
無理して出てきたのでしょうね、まだ顔が青白い。
龍「どうだった」
みんなも気になってるんでしょうね。真っ直ぐ私をみてくる。
「部屋で話しましょうか。
………海、陸。あなた達はどうする?」
二人は顔を見合わせ、軽く頷いた後、
「ちゃんと聞く」
そう答えてくれた。
よかった。ここで二人に聞く意志がなければどうしようもなかったんだから。
「ありがとう」
幹部室のソファーにみんなが座る。
海と陸は私を挟んで座っている。
目の前の一番フカフカのソファーには龍。
その両端のソファーには隼人と慎。
優悟は窓際の段に座って、紫音はチョロチョロと忙しなく動いている。


