それは突然だった。











海「ふざけるな!!」






それは体育祭も終わって一段落した頃。

いつものように倉庫にみんなと雑談していた何気ない1日が一変した。



陸「海……?」


海「くそっ!!」


携帯に出た海がいきなり叫んだことにより空気が変わった。



陸「……どうしたの?」


海は下を向いて悔しそうに呟く。



あいつが戻ってきてる

帰ってこい、だと


すると陸は顔を強張らせ唇をかんだ。



様子がおかしいのは明らか。

あいつとは?

どこに帰るの?

聞きたいことは山程ある。



海「ごめん、みんな。俺ら今日はもう寝る」

龍「あぁ、おやすみ」

海「…おやすみ」

陸「……おやすみ」