闇の向こう側で~あなたの光を~




「龍…」


龍「ん?」


「溜めすぎて壊れないでね」


龍「………あぁ」





この人は優悟以上に感情の変化に敏感だから……。


その人に共感し、共に背負いすぎてしまう人……。


そして、それを解決しようと影で一人で頑張ってしまう。

自分のことなんて後回し。

大切な人が幸せなら、幸せになれるのならなんだってする人だから…。


人一倍強くて、人一倍脆く壊れやすい。






でも、そんな人こそ支える人が必要で、

龍のプライドが許す限りのことをしてやれる人でなければいけない。





「たまには、休んで。壊れたら元も子もないんだから」


龍「………そうだな」