闇の向こう側で~あなたの光を~





慎「美海、どうしたい?こいつら」


どうしたい?

彼女達はすがるような目で見つめてくる。



まるで、


私達は何もしてない

だから、はやくなんとかして


と、言っているよう。



でも、中には全く関係のない子だっているのよね。



「もう、いいわ」

みんなが驚いているなか私は話を続けた。



「これで少しは収まるでしょうし、関係のない子も中にはいると思うから。

もちろん、全員が全員関係ないとは言ってないわ。

誰が主犯か、誰が仕組んで私を陥れようとしたかくらい検討はついてるわ」



海「じゃあ、なんで…」


「言ったところでどうにもならないわよ。

直接的にはされなくても、間接的にはされることは目に見えてるの。

ここでみんなに守ってもらったら私、頼りきってしまうから。

少しだけ格好良くさせて?」





光龍のみんなを黙らせて、女達に向き直った。


いつまでも、彼等の背中に守られてるほど私は軟くないわ。