闇の向こう側で~あなたの光を~




海も陸も珍しく女の前に立ち怒りを露にしている。


隼人だって、笑顔が黒い。

あれは確実に怒ってる。




龍「美海、こっちにこい」


「えぇ」



龍たち幹部の後ろにはしたっぱ君たちがいて、龍に近付くとみんなが寄ってきた。





将雅「美海さんっ!!」

「将雅、颯……」



血相を変えて近付く将雅たち。




将雅「何してるんですか!」


「…っ」


将雅「何で言ってくれなかったんです!」


颯「そうですよっ!

そんなに俺達は無力ですか?!

なら、俺達、美海さんを守れるようにいっぱい努力して強くなりますっ!

美海さんに辛い思いをさせたくないんです!

少しくらい頼ってくれてもいいじゃないですかっ!!」