紫音「お姉さんたち、やってくれたね」
いつもとは違う紫音の低い声。
それに他の皆が放つ殺気。
それは敵対するチームに向けられたものではなく、一般人に向けられた。
ことの発端は少し前に遡る。
「ふざけないでよっ!!」
「あなたが来てから彼等、付き合いが悪くなったのよ!」
「調子にのんなっ!!」
今日は一段と敵意が向けられてるわね。
その理由としては、さっき、彼等が私を体育館まで送ったから。
光龍の登場とあって、彼女たちのテンションは最高潮に達した。
滅多に見ることはないから。
普段、クラスが違うから見れない。
休憩時間に来ても、したっぱ君達も含めて屋上に避難する。


