いつになっても、治らない。
早くケリをつけて
凜の復讐をしたいのに……。
これじゃ、男に触ることも出来ないじゃない。
喧嘩は出来るけど……。
それより、今の状況を何とかしないと。
さっきからこの7人の視線がイタイ。
何??
この人達。
何かした?私。
?「おい」
なんか、圧倒的なオーラを放っている男が話しかけてきた。
「………何?」
?「お前、なんでここにいる」
…………。
「はぁ?」
なに言ってんの、この人。
ここはあんた達のもの?
?「俺達の溜まり場なんだが」
あぁ、つまり出てけと言ってるのね?
自分たちの場所だから、
余所者は出ていけと?
私はゆっくりと立ち上がり、
男たちに向き直った。
「すいません。お邪魔しました」
そう言い残して、屋上を後にした。